このページは、画像を使ってマンションの維持・保全や修繕の重要性を訴えたものです。
勉強会のスライドは拡大して壁に投射するので良く見えますが、このページでは多少見づらいことををお許しください。
代表的な維持・保全のイメージ
代表的な維持・保全のイメージです。左から右へ時間の経過とともに、建物や設備の機能が劣化する様子と、保守や修繕によって、その機能を回復する状況をイメージで説明しています。
事例紹介
某所に実在するマンションで、ぼかしを入れているので正確にお伝えできませんが、これでも人が住んでいます。と、言うほどの外観です。遠目からでは分かりませんが、コンクリートのいたるところにひび割れがあり、ほとんど補修されていません。
外壁は、至るところが剥がれ落ちて、スライドを見た委員の人たちはびっくりしていました。剥がれ落ちたモルタル片が第三者に当たったりしたら、それこそ管理組合の責任問題に発展しそうです。
これは、私がマンション管理士に成りたての頃にお世話になった都内某所のマンションです。
長い間修繕が実施されていないので、鉄部が錆びて落下しそうです。これも一歩間違えば大事故になりそうです。
長い間修繕が実施されていないので、鉄部が錆びて落下しそうです。これも一歩間違えば大事故になりそうです。
これも同様、無管理状態の受水槽そうです。フタの上には、どこかから飛んできた洗濯物が放置されたままです。こんな水を飲んでいたかと思うとびっくりします。
一転して、これは、かの有名な「四谷コーポラス」マンション管理関係者なら誰でも知っているマンションです。築50年以上たってますがきちんと管理されています。もちろん、今でも全室に人が居住して生活しています。
これは階段室の様子。メゾネット構造なので高さもたっぷりとってあります。
内装の塗装もきちんと実施され、適正に維持・管理されている様子が分かると思います。
内装の塗装もきちんと実施され、適正に維持・管理されている様子が分かると思います。
北側開放廊下の鉄製の扉は老朽化しているが現在でも使用されています。又、露出配管となっているが給水管も更新されている様子が分かります。
まとめ
- マンションの資産価値の維持には適正な修繕の実施が不可欠
- 上記の「四谷コーポラス」のように、築50年以上たっても建物がきちんと管理されていると人が生活することができる。
コンクリートのマンションは、適正な管理をやっていれば100年使用することは可能です!
次は、大規模修繕工事の目的です。