このページでは、大規模修繕工事の代表的な発注方式を3つ紹介しました。
設計監理方式
- 設計監理と工事が別の業者によって実施される
- 工事内容の厳正なチェックが期待できる
- 工事の種類によっては割高となることも
責任施工方式
- 信頼のおける業者に、設計監理と工事を一括で発注
- チェック業務は管理組合が行うことになる
- 工事の種類によっては簡単・安上がりとなることも
管理会社発注方式
- 長年付き合っている信頼感のある管理会社に全て任せる
- 工事完了後も、マンション管理と一体となって面倒を見てもらえる
- 金額は多少割高になる
まとめ
- 大規模修繕工事の代表的な発注方法は、「設計監理方式」と「責任施工方式」そのほかに「管理会社発注方式」がある。
- 大規模修繕工事に関するセミナーに出席すると、多くの場合は講師が建築士か設計事務所経営者であり、「設計監理方式」による発注が最善のようにいうが決してそんなことはない。
- 長年管理会社発注方式でやってきた管理組合が、金額や施工品質などの点で不満を感じて違う方式を採用するケースもある。
▼お客様インタビュー
大規模修繕工事コンサル≠設計事務所。談合を阻止し3千万円程安い発注を実現
▼最近は、管理会社変更の相談が増えており、それに伴い違う発注方式を採用する管理組合も多い。
(参考)マンション管理会社受託戸数ランキング
(参考)マンション管理会社実力ランキング
(参考)マンション管理会社顧客満足度ランキング - どの発注方式も一長一短があり、そのマンションの事情に応じて選択するべきである。
つぎは大規模修繕工事に際して管理組合が注意しなければならない「重要なこと」です。