残念ことですが、このページでは現在の建設業界の体質について説明しています。
管理組合は、これから付き合う必要がある建設業界(設計事務所も含めて)の体質を十分理解しておいた方が良いと思ったので敢えて記載しました。
元請→下請→孫請→ひ孫請の体質
- 要するに中間搾取の構造が出来上がっているということです。
- つまり、現場で実際の工事をやるのは、小さな会社や個人レベルの職人さんです。
- 元請の会社が指図できる(直接発注できる)職人さんを抱えていると価格競争力があります。
談合体質
- 長い間、建設業界で問題となっていることであり、談合は今後もなくなることはないと思います。
- 私の個人ブログでもこの問題に触れているページがありますのでご参照ください。
手抜き体質
- よく「当社は赤字でこの工事をやらせていただきます。」などという言葉を聞きますが、こんなことは絶対にありません。
- 工事業者は、請け負った金額の中で利益を出そうとしますから、安く受注したら必ず手抜き工事をします。
- 必要以上に買い叩いて工事をやらせると、結局は自分が損をするということです。
アンチコンプライアンス対策
- 法律やルールを遵守するという考えが他の業界よりも著しく欠如している特殊な業界。
- だから、素人が建設業界と付き合う場合は、それなりの専門家を関与させて付き合わないと、とんでもない不利益を被ることがある。
まとめ
- 建設業界は他の業界とは違った体質をもっており、それなりの認識を持って付き合う必要がある。
- 素人の管理組合が建設業界と付き合うには、それなりの専門家を起用したほうがスムースに進む。
次は大規模修繕クイズです。お楽しみください。